2024年1月、新年早々にもかかわらず能登半島沖地震が起きたのは記憶に新しいです。
著者の私が住んでいるところも南海トラフ地震が起きればただでは済まないでしょう。
そんな中、ペットたちと離れ離れになってしまったらどうなりますか?
ペットが自分から名乗り出てくれる可能性は低いでしょう。
マイクロチップはどんな状況下でも、再び飼い主の元にペットが戻るために最重要のものなのです。
今回はそんなマイクロチップの入れ方から登録方法までご紹介します。
マイクロチップを入れるのは義務?入れないと違法?
結論、営利目的でなく、一般家庭で飼育する際にはマイクロチップが入っていなくても飼育者は違法にはなりません。が、
令和4年6月1日以降に生まれたのに、入手元の団体がマイクロチップを入れていないのならば、その団体は違法です。
令和4年6月1日から「改正動物愛護管理法」が施行され、ペットショップやブリーダーのような犬猫を販売する者に対してマイクロチップの装着が義務化されました。
犬猫を譲渡する際は必ずマイクロチップ登録証明書も併せて譲渡する必要があります。また証明書を受け取った飼い主は30日以内に所有者変更をする義務があります。
一方、上記の方法以外の入手経路。たとえば家庭で自然繁殖した子、愛護団体に保護された子、野良猫だった子、令和4年6月の法律改訂より前に入手した子で、まだマイクロチップが入っていない子の場合は極力入れるべき(努力義務)とされています.
【動物病院】でマイクロチップ挿入
- 保護犬を買い始めた方は注意ですが、必ずマイクロチップが入っていないか事前に確認してもらいます。
- 肩甲骨の両側に挟まれる部位のあたりに向かってマイクロチップの入った専用注射器を差し込み、注入します。
太めの針(人間の採血の時のサイズと大体一緒)なので注射した時、少し痛がったり、血が滲むことはあります。 - しばらく注射部位をおさえたのち、マイクロチップリーダーで読み取ります。
この機械は動物病院や保険センターなら基本的に存在する携帯型の読み取り装置です. - 読み取られた識別番号をもとに、動物病院でマイクロチップ装着証明書を発行します.これがないと行政へ識別番号を届け出ることができません.
30日以内!WEBで簡単マイクロチップ登録を開始
装着後30日以内に下記の環境省のサイトからマイクロチップ情報の登録を行えます.
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/disaster.html
必要なもの
- マイクロチップ装着証明書(動物病院で受領したもの)
の画像データまたはPDF
*画像はなるべく綺麗にとり、
IphoneのiOS12以上なら「設定」→「カメラ」→「互換性優先」に変更する. - 手数料300円
クレジットカードまたはPayPayが使用可能
登録証明書が電子媒体で届いたら何をすべき?
証明書の発行がダウンロードまたはメール受信にて行ったら、それを大切に保管します。
証明書はPDFデータなので読み取るためのアプリ(おおくはAdobe Acrobat Reader)を使用します。
これに記載されている暗証番号は情報変更などの今後の手続きに必須なので大切に保管しましょう。
【飼い主必読】マイクロチップ装着済みの犬猫を譲り受けた人向け
上記の方法で登録された犬猫の持ち主が変わる際は、必ず登録証明書を受け取った飼い主が譲渡後30日以内に所有者の変更登録を
行います。
こちらも登録と同じ下記の環境省のサイトで行えます。
https://reg.mc.env.go.jp/owner/trader_regist_transfer_description/init
- 必要なもの
- マイクロチップの識別番号
- 暗証記号
いずれの番号も登録証明書に記載されています - クレジットカードまたはPayPay
今回は以上になります。
この記事を読んで、もっとペットの防災に関する役立つ情報が知りたいと思った方は、併せてその他の記事もご覧いただければと思います。
それではまたお会いしましょう!